戦後76年、今日までいろんな変革期があった。
その中でも私が目を向けた昭和45年から55年の十年間も大きな転換期だと思う。
ここに挙げた写真は岡山県北の数ヶ所である。伝統的な生活を残しながら、また古い行事も残っていた。失われた生活や村を棄てて、県南に出ていく 人達もいた。
そうした地域に目を向けてシャッターを切った写真です。
西粟倉村の旧家 大茅の生活 旧梶並村東谷のミツマタ 奈義町 横仙歌舞伎 日本原演習場 上斎原の民宿 物見花祭り 新見市草間のたばこ栽培 蒜山開拓村 津山市上横野の紙漉 新見市千屋の内馬屋 作東町の牛による耕作。
今、見ると形を変えたもの、なくしたもの 私が残した映像を見ていただきたい。
また、利用して頂きたいと思います。
この後もシリーズとして瀬戸内海の島の生活や行事の写真を連載したい。
田舎のブレッソン 髙田 昭雄
チベットと国境を接するネパール奥地にチベット仏教とヒンズー教の聖地ムクチナートがある。 ムクチナートへの巡礼はネパールの首都カトマンズから始まる。 カトマンズには人の数ほど神がいると言われ、路地を歩けば至る所に祠があり、ヒンズーの神々が祀られている。 ここから、ポカラ~マルファ~ジョムソン~カクベニ~ジャルコット~そしてムクチナートへ、この地はヒンズー教とチベット仏教の聖地である。 明治時代、仏教経典を求めて鎖国のチベットに数々の困難を乗り越えながら単身入国を果たした日本人僧侶がいた。河口慧海である。 2000年9月カメラを持って歩いた私の巡礼の記録です。